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自分が変われば世界が変わる

「運動不足」

今年は特にこの言葉を口にした人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな運動にまつわる話をしたいと思います。


運動、いわゆる身体活動は、食事や睡眠と同じくらい、心身に大きな影響を与えます。

運動量、活動量が低下すると、筋力や柔軟性が低下したり、骨が弱くもろくなったり、怪我をしやすい身体になります。

また身体への影響だけでなく、精神にも影響を与えたり、病気にかかりやすくなったりもします。


運動量・活動量が低下すると、様々な身体能力の低下を招きます。そうなると動くのがキツくなり、さらなる運動不足を招いてしまいます。

活動するエネルギーが減れば、食欲がなくなり、低栄養状態となって筋肉量が減ることもあります。そうなるとさらに動くのがキツくなります。

たとえ食欲があったとしても、運動不足でいると、糖尿病や脂質異常症など様々な病気の要因にもなってくるのです。

こういった負のサイクルの陥ってしまうとなかなか抜け出せなくなるので、できるだけ早く対処した方が良いでしょう。





しかし、日々の生活に、新たに時間を作って運動をするのは結構大変、と思う方も多いかと思います。

そんな時は、日頃やっている習慣の中に運動を取り入れることをお勧めします。

例えば、近い距離は車を使わずに歩く、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、などです。

家にいる時であれば、ストレッチや筋トレをしながらテレビや動画を見る、など「何かをしながら」であれば、新たな時間を作らなくて良いので、継続しやすかったりします。

日頃の行動に気をつけて、運動を習慣化してみてください。


運動は、適度に、徐々に、自分のペースで行うことが大切です。急な運動や激しい運動は、怪我をしたり逆効果になることもあります。

もちろん栄養も必要ですし、体調が悪い時、疲労が溜まっている時などは無理をせず休んでください。


スポーツをしたりジムに行ったりすることもとても良いことだと思いますが、家でできるストレッチや体操、散歩なども立派な運動です。

適度な運動は心のリフレッシュにも繋がります。

ちょっと身体を動かしてリフレッシュしたら、バランスよく食べて、ゆっくり休む。

食事・睡眠・運動(身体活動)の規則正しい生活習慣が身についていけば、自律神経やホルモンバランスなども整い、心身ともに安定していきます。





ただ、気をつけていても思わぬ病気になってしまうこともあります。予期せぬ事故や怪我をすることもあります。

健康というのは決して当たり前ではないのです。

そして、人は老いる生き物、どうしても身体能力は下降線をたどります。

しかし、食事・睡眠・運動などの生活習慣に気をつけていれば、その下降線を緩やかにして健康寿命を延ばしたり、予防できる病気もたくさんあるのです。


最後になりますが、規則正しい生活を送りたくても送れない、休みたくても休めない、という方もたくさんいるかと思います。

でも「健康第一」と言われるように、心身が壊れてしまうと、仕事や学業、趣味など様々なことが行えなくなってしまいます。

人々の健康への意識が高まり、広まることで、世の中の働き方やライフスタイルが、もっと良い方向へ変わっていくことを願っています。





地域医療連繫団体.Needs 理学療法士 松田拓海

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