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Let’s Driving

こんにちは。NPO法人Needs.理学療法士の小嶋です。

普段はサービス付き高齢者向け住宅で施設長として働いています。

休日は愛車のS2000と共に子供と趣味のドライブに出かけたり、中古車サイトを観察するなど子供と趣味を楽しんでいます。

今回はそんな僕の大好きな車や運転に関することをお伝えしたいと考えています。





 皆さんにとって車の運転にはどんな価値がありますか?「できるならしたくない」「移動に必要だから仕方なくしている」「楽しいから運転する」などいろんな価値観があると思います。その中でも僕はもちろん「楽しいから運転する」です。これからもずっと乗りつづけていきたいと思います。近日、世間では高齢ドライバーの運転ミスによる事故というのが話題になることが増えています。「〇〇歳になったら免許返納すべき!」という意見が出るほどです。では、実際に運転に必要な能力とは何なのか、安全に運転するにはどうしたらいいのか、その点について調べてみました。



まず、1つ目に必要なものとして認知・判断・操作能力になります。運転動作ではこれの繰り返しと言われています。目に見える情報をすべて正確に判断するのは難しいため、自分の能力を過信せず制限速度内での走行が絶対になります。

 次に、必要な能力として反応時間が挙げられます。反応時間とは事象が起きてからブレーキを踏むまでの事で、早くて0.6秒、通常は1.5秒以内と言われています。1.5秒で進む距離は時速40キロで約16.7m、時速60キロでは約25.1mとなります。ここから更にブレーキの制動距離が加わります。保険会社のデータによると反応時間と実際に止まるまでに好条件下でも時速60キロで走ると約44mもかかります。一瞬の判断ミスでこれが更に伸びると考えると、ヒヤリとしますね。

 3つ目は視覚になります。これについてはいろんな種類があり、通常の静止視力とは別に動体視力があり、動くスピードにより視力は落ちていきます。さらにスピードが増す事で視野も中心に向かって狭まります。JAFによると時速40キロの場合、運転者は100度の範囲の視野があり、路側の障害物やその他の潜在的な危険を視認することが可能ですが、時速130キロでは視野は30度の範囲となり、運転者が周囲の潜在的な危険を認識する能力が大きく減退すると言われています。また、トンネルの出入りの際には明るさや暗さに順応する能力が必要となります。




 色々と必要な能力について書いていきましたが、どれも自分で能力の衰えに気づくのは難しい事だと思います。ですので、まずは健康を維持できるよう生活面で気をつけ、定期検診を受ける習慣が必要だと思いました。

 今回は高齢化に伴う運転に必要な能力について書かせていただきましたが、身体に障害のある方でも運転出来るようなツールが続々と出てきています。興味のない人でも、スーパーカーを見ると思わず振り返ってしまったり、車には夢があると思います。今後自動運転が普及していく未来が予想されますが、今だからできる「運転」の楽しさをたくさんの人と共有していきたいと思います。



小嶋 真悟

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