身体を動かし今年をげんきに

 新年を迎えましたがいかがお過ごしでしょうか?



私は昨年の3月末に体調を崩し、2週間ほど仕事をお休みする期間がありました。これほど休んだことは初めてで仕事に行けない焦りと戸惑いがあり、5月のGWを過ぎるまで、身体面や精神面での不調が続いていました。この時はコロナウイルスによる体調不良ではありませんでしたが、体温は平熱でも「身体が熱く、熱があるんじゃないか」「喉に違和感がある。体調を崩すんじゃないか」など病気になり、また仕事を休みたくない気持ちから来る不安やストレスなどがありました。


 そんな中でも身体を動かす時は疲労感と程よい心地よさを感じ、運動直後はリラックスすることができました。新型コロナウイルスの影響により日常生活に制限のある今だからこそ、今回は健康運動指導士として「身体を動かすこと」についてお話したいと思います。




普段、人が身体から感じる主な欲求といえば「喉が渇くから飲みたい」「お腹が減るから食べたい」「眠たくなるから寝たい」などがあると思います。食欲や睡眠欲と同様に身体を動かしたいというサインを身体から感じているという方は少数だと思います。私自身も普段は食欲や睡眠欲のように運動欲は感じません。ですが、身体活動が減少すると日常生活に少しずつ、生活状況によっては急速に影響を与えます。


 身体を作る・保持する役割は栄養と休養が担っていますが、身体を動かす役割は主に運動器(骨・関節・筋肉・神経など)が担います。そして、身体が動くという視点からみると脳や臓器、その他の組織は運動器をスムーズに動かすための機能です。この運動器の機能が低下するとロコモティブシンドロームやフレイルという症状に繋がる可能性があります。


 ロコモティブシンドロームは運動器の1つもしくは複合的なケガや障害、不活動による運動器全体の機能低下により、立ち座りや移動能力に支障をきたしていることを指します


立ち座りや歩行が困難になり、身体活動量が減ると筋肉量が減少します。筋肉量が減少すると基礎代謝量が減少し、身体のエネルギー消費量も落ちます。エネルギー消費量が減り、食欲が無くなり低栄養化が進むと、さらに筋肉量が落ちます。


上に書いた身体活動量の減少から低栄養化へのサイクルが続くことにより、身体機能だけでなく心理面や社会参加への活力も低下してくることをフレイルといいます。

 フレイルは加齢により心身が老い衰えた状態と表されます。高齢者以外の方でも上記のサイクルに近いものの1つとして廃用性症候群があります。廃用性症候群は生活不活発病とも言われ、長期に渡って安静状態を続けることで心身の機能を低下させます。そのため。身体を動かせない、動かない全世代の人々に上記のサイクルは関係するものです。


 身体を動かせていない方、不安やストレスを抱えている方は身体活動を無理なく始めて、今の生活サイクルを少しでも変えてみてはいかがでしょうか。身体活動の内容は自宅でできる関節の運動やストレッチ。外に出て散歩やランニングなどを5分~10分間など無理なく継続してみませんか?



皆様にとって今年が良い一年になることを願いこのブログを締めくくりたいと思います。


「身体を動かして今年をげんきに!」


NPO法人地域医療連団体.Needs

健康運動指導士 植杉 真登


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