僕と娘と方言と


皆さんこんにちは。NPO法人.Needsの日髙です。

私は、生まれも育ちも鹿児島県で、3年ほど前に奥さんと当時1歳10カ月の娘を引き連れて、北九州市に引っ越しをし、そこでめでたく2人目の子どもも授かり、今は一家4人で仲睦まじく?暮らしています。



僕は鹿児島生まれ、鹿児島育ちで、「鹿児島弁」をふとした時やプライベートでは使うことがありますが、このブログを読まれている皆さんは地元の方言って普段使っていますか?

「鹿児島弁」と言っても鹿児島の地域によって方言も様々で、例えば「へ」という言葉一つをとっても、「屁」「灰(火山灰)」「ハエ」の3つの意味を使い分けていたり、頭の事を「ビンタ」と言ったり様々で、80代以上の祖父母世代になってくると、方言を多用しすぎて外国語の様に話される方もいますが、ここ数年で方言を話す人が減少し、方言が消滅してしまう可能性もあるのではないか、と言われているそうです。

今回はそんな方言について、4歳5カ月を迎える長女との間で最近起こった出来事をお話ししてみようかと思います。


北九州市に引っ越しをした初めの頃は「あ~」とか「パパ、ママ」等の単語しか話せなかった娘も、最近では某韓流アイドルの歌を歌ったり、某お笑い芸人さんものまねを完コピするほど言葉が上達してきて、親ながら「良く覚えてるな~。」と親バカ満載で日々成長を楽しんでいます。

そんなある日、娘が「○○ちゃんと、遊んだけ~。」「今日は○○やけ~。」と事ある毎に「け」と語尾に付ける様になったのです。

「~け」「~やけ」と語尾に「け」を付けるのは今住んでいる北九州市で良く聞く方言で、僕と奥さんは生粋の鹿児島人なので、家では鹿児島弁の方が多い気もするし、親戚や地元の友人と電話連絡をする時は鹿児島のディープな言葉のオンパレーなのですが・・・





僕が「その話し方、誰に教えてもらったの?」と聞いても「教えてもらってないよ。」と教えてもらった訳ではないそうす。

言葉を覚える為には様々な方法がありますが、赤ちゃんや子供の内は「書く」事が出来ないので、主に「聞く」事と「話す」事の2種類で言葉を覚えるそうです。

娘は自分自身で周りの友達や保育士の先生が話している「言葉を聞き」、今度はその言葉がほかの言葉とどうやってつながっているのかを「分析」し、意味を覚え、自分の言葉として意味を持たせ、使う事を娘自身が意識をしていない内に、この途方もないプロセスを親も知らず知らずのうちに、試行錯誤しながら習得しているのです。

成長をしていた事にすごく驚きながらも「鹿児島弁は話さないな・・・」と少し寂しい気持ちもありつつ、方言という素晴らしい文化をこれからの世代にも残していける様に、「北九州弁」と「鹿児島弁」のバイリンガルになってくれないかな?と一人考えている今日この頃です。




日高 光起

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