LGBTについて

Needsコラム 2019年3月号


アイスランド旅行へ行ってきまして。


こんにちは。

春の暖かさを感じられる日が増してきたように思います。皆さんいかがお過ごしでしょうか。とは言え、我が家は築80年の平屋です。ひんやりとした隙間風が入ってくるので、まだまだコタツとはんてんにお世話になっております。



さて、少し前のお話なのですが、9月に新婚旅行としてアイスランドへ行ってきました。ちょうど夏から冬へと向かう時期で、アイスという字の如く寒さもそれなりにありましたが、大自然に触れ癒されながら念願のオーロラも見ることができて幸せな旅行となりました。

そんな道中で印象に残ったエピソードをひとつ。

アイスランドでも向かう先々で、幸せそうな恋人たちと出会いました。レストランで見つめ合いながら、正面に手を取り合い談笑する姿。公園で手を繋ぎ夕日をバックに散歩する姿。皆さん幸せそうで、穏やかな時間が流れているなぁとほっこりしたものです。その方々は男女であり、男性同士であり、女性同士でもある。実に自然な姿でした。


「LGBT」という言葉は、皆さん既にご存知でしょうか。

L:Lesbianレズビアン /女性同性愛者

G:Gayゲイ /男性同性愛者

B:Bisexualバイセクシュアル /両性愛者

T:Transgenderトランスジェンダー /性同一性障害を含む心と身体の性が一致しない者

LGBTとはそれぞれの頭文字をとった単語です。

いわゆる恋愛対象が誰に向かうかという「性的指向」と生物学的な性に関わらず

性別に関する自己意識である「性自認」に関して少数派である人々を指し

最近ではLGBTにQ(QueerクイアあるいはQuestioningクエスチョニング)が加わったり、そもそもの少数派(マイノリティ)という概念を取り払い

Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)の英語の頭文字 を

とってSOGIという単語で表現されることもあるようです。


2018年「電通ダイバーシティ・ラボ」の行った調査(全国 20~59 歳の個人 60,000 名を対象)によれば、LGBTに該当する人は8.9%と結果が出ており、他の民間の調査を見てもおおよそ約8%と言われています。左利きやAB型の人のおおよその割合に近いね、と世間でも話題になりました。私自身とても身近な割合だと感じます。


アイスランドは2009年世界で初めて同性愛者と公表した、自身がレズビアンである大統領が誕生した国だそうで、2010年には同性婚法案が全会一致で可決され、法制化が進みました。世界ではまだ数少ない同性婚へ理解がある国の一つでもあります。



ちなみに、日本では同性婚における法制度は整っていませんが、現在各地方自治体レベルでパートナーシップ制度が導入されつつある状況のようです。

先の2018年「電通ダイバーシティ・ラボ」調査ではLGBTという言葉の浸透率は68.5%と、2015年調査の37.6%という結果を大きく上回り徐々に浸透傾向にあるという結果となっています。そういえば、少し前に日本でも「おっさんずラブ(テレビ朝日系)」というドラマが話題になりましたが、ご覧になられた方も多いのではないかしら。異性・同性に区別されず、人が人を好きになるようすを描いた作品で、私は個人的に大好きです。


最近では、性教育の中でも「性の多様性」を含む文化的・社会的な側面、人それぞれの価値観を学び尊重しようといった内容を積極的に取り扱うようになってきています。LGBTという言葉は徐々に浸透してきているとはいえ、まだまだ日本では社会的にも理解不足があることが現状です。多数派・少数派に限らず、ひとりひとりが幸せに過ごしていくためにはまず「知る」ことが大切です。


先日、とあるレズビアンのカップルの方とお産に向けた面談をする機会がありました。

そのお二人は、現状として籍は別々。以前、姉妹として同じ籍に入っていたカップルをお見かけしたことがあるので、そんな風にしている方もいるよ、と伝えたところ、「この先日本でも、同性間の結婚が認められることを期待してます!」とにっこりおっしゃっていたことが印象的でした。


近い将来。そんな日本になるといいな、と心から思った出来事でした。


NPO法人 地域医療連繋団体.Needs 

助産師 土屋啓子


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